エージェントベースシミュレーション


    ■概要

    本オーガナイズドセッションでは,エージェントベースシミュレーションに焦点をあて,関連する研究発表を募り,種々の分野の研究者の参加と学際的な意見交換の場として開催します.近年のグローバル化や文化の多様化,またシステムの巨大化・複雑化により,対象となる問題は複雑になり困難性が増しています.例えば,社会システムを扱うには,従来の経済学で行われている数理的な解析手法のみでは十分とは言えません.エージェントベースシミュレーションは,そのような複雑な問題に対する有効なアプローチとして期待されています.しかし,基礎理論の構築から現実社会への応用まで,まだ課題が多く残されています.本オーガナイズドセッションでの議論を通じ,エージェントベースシミュレーションの更なる発展へ寄与することを期待します.

    ■トピック

    エージェントベースシミュレーションを対象に,幅広い分野からのテーマを募集します.例として関連する研究トピックを以下に挙げますが,この限りではありません.

    • 基礎理論
      セルオートマトン/強化学習/進化計算/ニューラルネットワーク/ゲーム理論/レプリケータダイナミクスなどを用いたエージェントベースシミュレーションの基礎理論に関する研究
    • 基礎システム
      協調行動/複雑ネットワーク/自律分散システム/人工生命/群知能/創発システム/複雑系などに関連するエージェントベースシミュレーション
    • 人工システム
      マルチロボット/インターネット/オンラインコミュニティ/生産システム/人工物ネットワークなどを対象にしたエージェントベースシミュレーション
    • 経済システム
      人工市場/人工社会/U-mart/ゲーミングシミュレーション/金融市場/排出権取引/オークション/ネットワーク経済などに関連する研究
      実験経済学/行動経済学とエージェントベースシミュレーションの融合や応用研究など
    • 社会システム
      囚人のジレンマ/社会的ジレンマ/公共財供給問題/分居現象/交通システム/感染シミュレーション/循環型社会/サプライチェーン/バリューチェーン/避難行動シミュレーション/国際紛争/政治意思決定/テレビ視聴行動/テーマパークシミュレーション/参加型シミュレーション/制度設計などに関連する研究
    • 現実社会への応用
      産業システムへの展開/エネルギー・環境問題への応用/ビジネス応用など


    ■オーガナイザ

    西野成昭 東京大学人工物工学研究センター
    ご不明な点は西野(nishino [at] race.u-tokyo.ac.jp)までご連絡お願いします([at] を@に置き換えて下さい).


    ウェブエージェント


    ■概要

    「ウェブエージェント」セッションでは,オーガナイザからの依頼論文発表以外に,Webとエージェントに関連した広い範囲での一般研究発表論文を募集しております.本セッションでは,「ウェブエージェント」の意味を広い意味でとらえており,Webやエージェントへのつながりが将来的に示せるものであれば,現時点で下記に示すトピックを直接扱ったものでなくても結構です.
    また,本セッションでは,ウェブエージェントに焦点を絞った濃い議論は当然のことながら,むしろ,Webとエージェント技術・アプリケーションを核にして,Webの外側,エージェント技術の外側にいる方々との研究交流の機会も提供できればと考えております.「うちはWebは扱っているけれどエージェントそのものは研究していなくてJAWSでは発表しづらい...でも,気になるので様子を見てみたい,最新の技術動向も詳しく知りたい」という方のご参加・ご発表も歓迎いたします.

    ■トピック
    1. エージェント技術のWebへの応用(アプリケーション)を中心として,Webを生かした情報の収集・統合・流通/モバイル/P2P通信支援/コミュニティウェア・ソーシャルウェア/Semantic Web/Web2.0/インターネット応用システム/協調作業支援/ネットワーク管理・運用/ウェブベースドトレーニング/産業システムへの応用/電子商取引 など
    2. 将来的にウェブエージェントをアプリケーションとして実現するための基礎理論・技術として役立ちそうな,エージェントアーキテクチャ/エージェント記述言語/エージェント協調技術/エージェント処理系・フレームワーク/エージェントインタフェース など


    ■オーガナイザ

    福田直樹 静岡大学 情報学部
    ご不明な点は福田(fukuta [at] cs.inf.shizuoka.ac.jp)までご連絡お願いします([at] を@に置き換えて下さい).


    ユビキタスコンピューティングのためのエージェント技術


    ■概要

    本オーガナイズドセッションでは,ユビキタスコンピューティングに対するエージェント技術の寄与について研究発表を通して議論を行います.


    ■トピック

    ユビキタスコンピューティングのコミュニティでは,実世界と連動したアプリケーションを構築するために,実環境の状態をコンテキストとして検知,把握するための機能(sense)や,アクチュエータを用いて実世界に対し影響を与える機能(actuate)を提供するミドルウェアに関する研究が進められています. 一方で,エージェントコミュニティでも実世界と連動するアプリケーションを開発するために, 環境変化に対応して適切な動作を選択,実行する適応能力を備えるソフトウェアに関する研究が行われています. これらの研究を組み合わせることは双方のコミュニティにとって有意義であると考えられます. そこで,本オーガナイズドセッションでは,ユビキタスコンピューティングの研究成果を補強,拡張,発展するためのエージェント技術に焦点を絞り,議論を行います.具体的には,下記のようなトピックを中心に扱います(ただしこれらに限りません).

    • sense機能の強化
      • 観測,コンテキストの生成
      • コンテキストの管理
      • コンテキストの検索
    • actuate機能の強化
      • アクチュエータの管理
      • アクチュエータの検索
      • アクチュエータの連携
    • 実環境と連携したアプリケーション構築
      • 実環境に対応した意思決定,動作選択
      • 実環境に対応した協調,連携
      • 実環境に対応した学習,適応

    【キーワード】
    • agent-based...
      • modeling and architecture
      • simulation
      • platform, framework, and middleware
      • software engineering methods
      • problem solving and reasoning methods
      • learning methods
      • interface and interaction
      • collaboration and cooperation
    • self-adaptability/organization
    • context-aware agent


    ■オーガナイザ

    石川 冬樹,国立情報学研究所
    鄭 顕志,早稲田大学

    ご不明な点はオーガナイザの窓口(jaws08-UbiA [at] freedia.org)までお尋ね下さい.


    エージェントモデルとサービスサイエンス


    ■概要

    「エージェントモデルとサービスサイエンス」では,エージェントアプローチを中心とした、サービスサイエンス関連の研究発表を募集します.サービスサイエンスは,2004年の「パルミサーノレポート」に端を発する新しい学問分野であり,これまで経験や勘といった,属人的な要素で語られることが多かったサービスに,科学・工学の考えを持ち込もうという試みです.中でも,エージェントによるモデリングおよびシミュレーションはサービスサイエンスにおける最もホットなトピックの一つであり,かつてエージェントベースシミュレーションが社会科学に与えたインパクトと同様な効果が期待されています.本セッションを通じて,サービスと科学・工学の融合に関する議論を深めることができればと思っております.多数の皆様のご参加をお待ちしております.


    ■トピック

    サービスとエージェントに関する幅広いテーマを募集します.以下に例をあげますが,この限りではありません.

    • サービスにおけるデータ収集および解析
    • サービスの定量化
    • サービス記述言語
    • サービス設計
    • サービスのためのモデリング・シミュレーション
    • サービスと情報技術
    • サービスとネットワーク
    • 顧客満足度
    • イノベーションマネージメント


    ■オーガナイザ

    佐藤 浩 防衛大学校情報工学科
    ご不明な点は佐藤(hsato [at] nda.ac.jp)までご連絡をお願いします([at] を@に置き換えて下さい).